ABOUT
設立の経緯
「郷土を美しい詩と音楽で埋めましょう」「高崎を日本のウィーンに」
純喫茶「あすなろ」の創設者崔華國(日本名:志賀郁夫)氏は1957年にこの合言葉を掲げ、喫茶店として全国でも例のない多彩な活動を展開しました。
一般のお客様には「生の音楽の夕べ」「詩の音楽の夕べ」など、コーヒー1杯の値段で群馬交響楽団の演奏や、著名な詩人の詩を聞くことのできるなどのさまざまなサービスでおもてなしをしていました。
しかし、時代の変化とともに全国的に喫茶店の人気は落ちこみ、1982年惜しまれつつも閉店することとなります。
2001年からは高崎市民の有志により「あすなろ忌」が開催されるなど、高崎市民の中でかつてのあすなろを復活させたい、という声が挙がるようになりました。
そこで2013年に、60年前まで市民の文化・憩いの拠点であった「あすなろ」を復活させ、街なかの活性化を目的とした計画が始まりました。
高崎市は高崎経済大学にあすなろの運営に委託し、特定非営利活動法人(NPO法人)というスタイルを用いて、高崎市民や高崎経済大学の目的の実現を目指します。
そして2013年6月、高崎経済大学の学生の手によって、純喫茶あすなろは「cafeあすなろ」として蘇ることとなりました。
歴史
1957年 | 崔華國、高崎市本町三丁目にあすなろ開店 |
1958年 | 「あすなろ報」創刊 |
1959年 | 「生の音楽の夕べ」開始 |
1961年 | 「詩の朗読の夕べ」開始 |
1965年 | 高崎市鞘町にてあすなろ開始 |
1982年 | あすなろ閉店 |
2013年 | コミュニティカフェあすなろ開店 |
ミッション
あすなろ学生部会のミッションは、「文化的な活動を通して学生の成長と地域活性を目指す」ことです。
「学生の成長」とは、あすなろの学生が外部のコミュニティの人と関わることで主体的な学生になり、また内部の物事をチームで行うことで、共同する力を養うことだと考えています。
また「地域活性」とは、あすなろが存在すること、企画を開催することによって、市民が街中に出てくる”きっかけ”になることであり、常に人で溢れる街を目指します。
普段の活動
・コミュニティカフェ「cafeあすなろ」の運営(経営、接客)
・店舗で実施する自主企画イベントの運営
・市民文化サークルや学生団体等と共同したイベントの実施やイベントスペースとして施設貸し出し
これらの活動を通じて、「cafeあすなろ」が市民文化活動支援と中心市街地の賑わい創出の場となることを目指して、事業を実施しています
これまでの活動実績
・11年間にわたる学生主体の運営
・店内での様々な展示会(高崎の写真を地域の皆様から募集した「cafeあすなろ写真展」など)
・「高崎えびす講市」「街なか卒業式」のボランティアメンバーとして運営補助
・群馬交響楽団様と開催する「群響カフェパーティー」など、外部の方々をお呼びしての2階イベントスペースでの地域イベント運営
・「たかさき昼市」「高崎市人情市」への出店
・高崎経済大学構内での「経大支店」の実施
・その他、各種地域イベントへの出店
事業報告等はこちらのページをご覧ください。